ヨロン島には鉄道は通っていませんが、「ヨロン駅」という名の駅が存在し、駅構内には、5ｍばかりのレールの上に乗った車輪と駅名標、ゲートがあります。ヨロン駅から入れる「ビドウ遊歩道」では、海岸断崖の絶景を眺めながらの散策を楽しむことができます。

ヨロンの歴史・文化・自然・暮らし・芸能などのパネルや民具が展示されている資料館で、ヨロンを愛した森瑤子さんの遺品や映画めがねで使用した自転車も展示されています。5階の展望室からは沖縄北部や近隣の島々を見渡すことができます。

島南端の丘にある15世紀頃に築かれた琉球王朝時代の城跡で、石垣が今も残っています。標高94メートルの高台には、「与論十五夜踊り」の舞台となる地主神社・琴平神社があり、島の景観が見渡せる絶好のビューポイントとなっています。

およそ800年前に実在したヨロン島の英雄「按司根津栄」が祀られており、島を守った英雄として数々の伝説や史跡が残っています。勝負運や恋愛成就、心願成就などの御利益があるといわれ、ヨロン島の形をした絵馬に願いを書き、岩にかけると願いが叶うとされています。

昔の民家や民具をそのまま残す屋外民俗資料館で、ガイド付きで与論島の暮らしと文化を深く知ることができます。また、郷土玩具作りや草木染めなどの与論島の文化に触れる事が出来る体験教室も行なっています。

ヨロン島の大金久海岸沖合い約1.5kmにぽっかりと出現する真っ白な砂浜で、潮の満ち引きによって限られた時間に出現するため「幻の砂浜」と呼ばれ、「年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれる」という伝説もあるヨロン島でしか見られない絶景で、周辺の浜から船で渡ることもできます。

島の言葉で「あーどぅる」は「赤土」を指し、サンゴ礁でできた島を覆う赤い土を使用した焼物です。ヨロン島らしい色を出すということを大切にしながら、島の自然素材から抽出した釉薬を使用し、一つ一つ機械を使用せず手作りされ、販売されています。

奄美群島最南端、鹿児島県与論島唯一の黒糖焼酎蔵で、代表銘柄の島有泉は、与論島の酒文化（与論献奉）にも影響を受け、スッキリして飲みやすい風味が特徴です。今では奄美群島でも数少ない甕を使用しつくられており、内部を見学することもできます。
※与論献奉：遠来の客をもてなす酒の流儀で、大切な客人を島の酒で歓迎しますという“おもてなしの心”の表れとして、大盃になみなみと注がれた黒糖焼酎をみんなで次々と回し飲す風習

与論島のメインストリートとして宿泊施設・小売店・飲食店などが集まり、夜は島民で賑わう随一の繁華街です

波が穏やかで泳ぎやすく、島民からも愛される人気の隠れ家的ビーチです。PVや映画のロケ地にもなっており奥の岩場は干潮時には奥まで探索することもできます。